テトラサイクリン歯治療
テトラサイクリン歯とは
TETRACYCINE-TEETH
テトラサイクリン歯とは、幼少期の歯の成長段階の時期にテトラサイクリン系の抗生物質を摂取したことが原因で起きる歯の変色です。
昭和40年代にはテトラサイクリン系の抗生物質が風邪薬のシロップに使われており、頻繁に使用されていました。
歯がグレー~茶色がかった色になる・特有のしま模様が出ることがテトラサイクリン歯の特徴です。
テトラサイクリン歯の原因
テトラサイクリン歯は、テトラサイクリンが象牙質のカルシウムと結合することによって起こります。
歯は一番表層にエナメル質、その中に象牙質があります。通常エナメル質は白色で、内側の象牙質は黄色みがあります。
テトラサイクリン系の抗生物質を摂取すると、元々黄色みを帯びたテトラサイクリンが象牙質のカルシウム成分と結合して沈着します。
そこに紫外線か当たることで、徐々に象牙質の色が濃くなっていきます。
4段階でみるテトラサイクリン歯の分類
TETRACYCINE-TEETH
ファインマンの分類によると、テトラサイクリン歯は「第一度」から「第四度」までの4つに分けられます。
F1(第一度)
- 淡い黄色・褐色・灰色で歯全体が一様に変色している
- 縞模様は見られない
F2(第二度)
- 第一度よりも色が濃く歯全体が一様に変色している
- 縞模様は見られない
F3(第三度)
- 濃い灰色や青みがかった灰色をしている
- 縞模様が見られる
テトラサイクリン歯の治療法
TETRACYCINE-TEETH
テトラサイクリンの治療法としては、ホワイトニング・ラミネートべニア治療・セラミック治療などが挙げられます。
① ホワイトニング
【ホワイトニング前】
【ホワイトニング後】
治療期間:1カ月
治療内容:ホワイトニング4回
治療内容:スタンダードホワイトニング20本
費用:¥174,240(税込み)
※自由診療。治療期間、費用、施術の流れ、仕上がりに関しては個人差があります。
副作用(リスク):一時的に歯がしみることがあります。
ホワイトニングは、専用の薬剤を歯の表面に塗布して時間をおくことで歯を白くする治療です。
ご自身の歯を削る必要がなく、3つの治療方法の中で最も手軽なテトラサイクリン歯治療と言えます。
軽度なテトラサイクリン歯には有効ですが、中度~重度のテトラサイクリン歯の場合にはほとんど効果が見られないこともあり、特有の縞模様をなくすことは難しいとされています。
ホワイトニングの白さは永久的なものではなく、半年ほどで徐々に後戻りを生じます。白さを長続きさせるにはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの併用や、ホワイトニング後の定期的なメンテナンスが必要となります。
② ラミネートべニア治療
歯の表面を薄く削る
シェル状のセラミックを装着
ラミネートべニア治療の完了
ラミネートべニア治療は、歯の表面を一層削り薄いシェル状のセラミックを貼り付ける治療です。
ホワイトニングでは十分な効果が得られなかった方や、できるだけご自身の歯を削る量を少なくしたい方におススメです。また、軽度~重度のすべてのテトラサイクリン歯に適用でき、テトラサイクリン歯特有のしま模様もしっかり改善できます。
そのほか歯の神経を残した状態で治療できるといったメリットもあります。
③ セラミック治療
【セラミック治療前】
【セラミック治療後】
治療期間:3カ月
治療内容:セラミック治療+歯肉整形
シンプルデザインセラミック1本¥110,000(税込み)
セミデザインセラミック1本¥135,000(税込み)
支台歯調整料(コアなど)1本¥15,000(税込み)
歯肉整形1本¥11,000(税込み)
副作用(リスク):一時的に歯がしみたり、かみ合わせの違和感を感じることがあります。
自由診療。治療期間、費用、施術の流れ、仕上がりに関しては個人差があります。
【セラミック治療前】
【セラミック治療後】
治療期間:2カ月
治療内容:セラミック治療
シンプルデザインセラミック1本¥110,000(税込み)
セミデザインセラミック1本¥135,000(税込み)
支台歯調整料(コアなど)1本¥15,000(税込み)
副作用(リスク):一時的に歯がしみたり、かみ合わせの違和感を感じることがあります。
自由診療。治療期間、費用、施術の流れ、仕上がりに関しては個人差があります。
セラミック治療は、歯を削って必要に応じて歯の神経の処置を行い、セラミックの被せ物を被せることでテトラサイクリン歯を改善する治療法です。
軽度~重度のすべてのテトラサイクリン歯に適応できるだけでなく、同時に前歯の歯並びや歯の大きさなども改善することができます。
また、笑った時に見える範囲のまとめた本数にセラミック治療を行うことで、ナチュラルな白さから少し目立つくらいの真っ白な歯まで、患者さまのご希望の白さにすることができます。
ラミネートべニア治療の場合は歯の表側のみが白くなりますが、セラミック治療では歯の裏側まで白く仕上げることができます。
また、歯と被せ物の接着面積がラミネートべニアよりも多いため、耐久性と強度においても優れています。
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