大人になっても乳歯が残っている?その原因と治療法とは
通常、乳歯は6~12歳頃に永久歯に生え変わります。しかし、何らかの原因で永久歯がなく大人になっても乳歯が残っているという方がいらっしゃいます。
特にここ最近、大人になってもこのように乳歯が残っている方が増えています。ここでは乳歯が残っている原因と治療法をみていきましょう。
大人になっても乳歯が残っている主な原因
歯科医院を受診された際に、成人しているにもかかわらず乳歯が残っていると指摘をされることがあります。大人になっても乳歯が残っている原因としては、永久歯が欠如している「先天性欠如歯」であることが挙げられます。
通常の場合、乳歯は永久歯が生えてくる際に押されて、抜け落ちていきます。
しかし永久歯が先天的にない場合には、20代30代になっても乳歯が残った状態になってしまうことがあります。
乳歯が残っている場合の治療法
乳歯は永久歯に比べて歯質自体が弱いので虫歯・歯周病にかかりやすく、根が短いため永久歯のように生涯使っていくことは難しいです。
個人差はありますが、だいたい30~40代くらいで「噛むと痛い」「ぐらつく」などのトラブルに見舞われることがあります。
そのような場合には乳歯を抜歯して、隙間を埋める治療が必要になります。
入れ歯治療(部分入れ歯)
乳歯の生えていた部分を、入れ歯で補う治療法です。
義歯床に人工歯を取り付け、金具(クラスプ)で固定します。
保険治療で行うことが可能できるので、治療費用を抑えたい方に適しています。
また、目立ちにくいものや粘膜への密着を高めたい場合には、保険適用外のより優れた材質を選択することもできます。
ブリッジ治療
ブリッジ治療は両隣の歯を支台として、欠損歯を補う治療です。入れ歯のように付け外しの必要がなく、噛む感覚が通常の歯に近いことも特徴です。
特にセラミックブリッジは審美性に優れており、天然歯と変わらないナチュラルな見た目にすることができます。
インプラント治療
欠損部位に、チタン製の人工歯根を顎の骨に植え込んで土台をつくります。
この人工歯根の上にクラウンを被せて失った歯を補う治療です。インプラント治療は審美性と機能性ともに優れており、天然歯のような自然な見た目と嚙み心地が特徴です。
また、他の歯に負担をかけることなく単独での治療ができるので、幅広い世代に人気の高い治療です。
今回は、大人になっても乳歯が残っている「大人乳歯」についてご紹介いたしました。
乳歯は永久歯のように半永久的に使うことが難しいため、いずれは治療が必要となるケースが大半です。
乳歯が抜け落ちてしまった場合、そのままにしておくと噛み合わせや歯並びが悪くなってしまったり虫歯・歯周病のリスクが上がる可能性があります。必ず補う治療を行うことが大切です。
ホワイトホワイトでは、セラミックブリッジやインプラント治療による大人乳歯の治療を行っております。審美性に優れ、長く健康的な口もとをキープできる治療についてぜひお気軽にご相談ください。