セラミック治療とラミネートべニア治療の違いや特徴を解説
「歯を削らずに治療したいけれど、私にラミネートべニア治療は適しているの?」「セラミック治療とラミネートべニア治療は何が違うの?」このようなご質問をいただくことがあります。
セラミック治療・ラミネートべニア治療どちらにもメリット・デメリットがあるほか、それぞれの治療法における適した症例が異なります。
ここでは、セラミック治療とラミネートべニア治療の違いや特徴を詳しくみていきましょう。
セラミック治療による審美歯科治療とは
【土台の上にセラミッククラウンを被せるセラミック治療】
セラミック治療は、歯を削り土台を立ててセラミックの被せ物を被せる治療法です。
歯並びや歯の大きさ・形をご希望に応じて大きく変えることができるのが、セラミック治療の特徴です。
例えば出っ歯や口ゴボといった前歯の歯並びを改善したり、ガチャ歯といわれるような歯並びもしっかりと改善することができます。
また、4本以上のまとめた本数の前歯にセラミック治療を行う場合、ご希望に合わせて白さをお選びいただけます。
後戻りの心配がないことも特徴で、歯並び・歯のお色・歯の形を審美的に美しく整えたい方に適した治療法です。
セラミック治療のメリット
- 短期間に後戻りなく歯並びや歯の形・白さを大きく改善できる
- 出っ歯・口ゴボ・ガチャ歯などさまざまな歯並びを改善できる
- 歯の白さや透明感もご希望に合わせて細かく調整ができる
- ラミネートべニアに比べて強度が強い
- 仮歯を用いてかなり細かい形態のシミュレーションができる
ラミネートベニア治療による審美歯科治療とは
【歯の表面にシェル上のセラミックを貼り付けるラミネートべニア治療】
ラミネートベニア治療は、セラミック製のシェルを歯の表面に貼り付け、歯の色味や形態を整える治療法です。必要に応じて歯の表面を数ミリ程度削るタイプのものと、歯を全く削らずにセラミック製のシェルを貼り付けるタイプの「歯を削らないラミネートべニア治療」があります。
セラミッククラウンと比較して大幅な歯並びの改善や、大幅に歯の幅や形を変えることは難しいと言えます。ただし、例えば軽度のすきっ歯を改善したり、前歯を少し大きくするといったケースでは適応となります。
また、ラミネートべニア治療では噛み合わせや歯並びの状態によっては取れやすい場合があります。
セラミック治療に比べると適応となるケースは限られます。
ラミネートベニア治療のメリット
- 歯を削る量が少ない・もしくはまったく削らない
- 歯のすき間や軽度の歯並び・歯の大きさを改善できる
- セラミッククラウンと比較して費用を抑えられる
- セラミッククラウンと比較して治療回数が少ない
- 仮歯を用いてかなり細かい形態のシミュレーションができる
ラミネートベニア治療のデメリット
- 適応となるケースが限られる
- セラミッククラウンと比較すると強度が弱い
- 歯を内側に入れるケースや大きく歯並びを改善するケースでは適応とならない
- セラミッククラウンと比較すると細かい色味や透明感の付与などは難しい場合がある
セラミック治療とラミネートべニア治療の比較まとめ
セラミッククラウン | ラミネートベニア | 削らないラミネートベニア | |
透明感 | ◎ | ○ | △ |
グラデーション | ◎ | ○ | △ |
歯を削らない | × | ○ | ◎ |
歯並びの改善 | ◎ | △ | △ |
強度 | ◎ | △ | △ |
手軽さ | △ | ○ | ◎ |
ここではセラミック治療とラミネートべニア治療の特徴や各メリット・デメリットについてご紹介しました。
どちらの治療も、審美的なお口元の改善を目的として人気のある治療法です。また、お口元の状態やご希望によっても、どちらの治療が適しているか異なります。
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