ホワイトニングとセラミック治療はどちらを先に行えば良いの?
ホワイトニングと前歯や奥歯のセラミック治療どちらも検討されていらっしゃる方は、治療をどちらから先にスタートすれば良いか迷ってしまうかもしれません。
例えば、「数年前に入れた被せ物を変えたいし、自分の歯もホワイトニングで白くきれいにしたい…。」
今回は、ホワイトニングとセラミック治療どちらも検討されていらっしゃる方が、よりきれいな口もとにされるためにも知っておきたい治療の順番についてご紹介します。
色調を調和させるためにも治療の順番が重要
ホワイトニングを行った歯とセラミック治療を行った歯の色調を細かく合わせることは、より審美的に美しい口もとへと導くために重要です。
まずはセラミックとホワイトニングの色合わせの特徴についてみていきましょう。
セラミックのお色は細かく調整ができる
セラミックの歯はまわりの歯のお色やご希望に合わせて、細かくお色味の調整が可能です。
またお色のトーンだけでなく、色調や微妙なグラデーション・歯の先端の透明感まで調整することができます。
ホワイトニング後の白さは細かな調整が難しい
ホワイトニングの場合、セラミックとは異なりホワイトニング後の白さを細かく調整することまではできません。
一回のホワイトニングでどれくらい白くなるかには個人差があります。例えば一度のホワイトニングで0.5段階白くなる方もいらっしゃれば、1~1.5段階白くなる場合もあります。
また、セラミックのように色調や透明感を細かく調整することも難しいといえます。
セラミックの色は一度決めたら変えられない
セラミックの歯は、一度お色を決めると後から変更することはできません。
また、セラミックは素材的にも変色の心配がなく、汚れがついた場合にもクリーニングをするとすぐにもとのお色に戻ります。
一方でホワイトニングを行った天然歯は、時間が経過すると多少のお色味の後戻りが生じます。また、後戻りを感じたりさらに歯を白くしたいと感じた場合には、ホワイトニングを追加することで白くすることが可能です。※
セラミックはお色を後から変更できない一方で、天然歯はホワイトニングを追加することでさらに白くしたり、反対にしばらくするとお色が後戻りする点が大きな違いになります。
※ホワイトニングの白さには限界値があります
ホワイトニングとセラミック治療を併用した症例
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
セラミック治療を上顎の前歯5本に行い、周りの歯にホワイトニングを併用した方の症例になります。
先にホワイトニングを行い、ホワイトニング後の白さにセラミックのお色を合わせました。
ホワイトニングは3回行い、全体としてナチュラルな白さにトーンアップしました。
セラミック治療5本+ホワイトニング3回
自由診療。治療期間、費用、施術の流れ、仕上がりに関しては個人差があります。シンプルデザインセラミック1本¥110,000。治療期間約2ヶ月半。クイックホワイトニング12本¥22,000~
副作用(リスク):一時的に歯がしみたり、かみ合わせの違和感を感じることがあります。
先にホワイトニングを行ってセラミックの色味を合わせるのがポイント
これらのホワイトニング・セラミックの特徴からも、ホワイトニングとセラミック治療どちらも行う場合、先にホワイトニングを行いホワイトニング後の白さに合わせてセラミックのお色を決めることがおすすめです。
セラミックのお色は細かく調整ができるため、ホワイトニングを行った歯の白さやお色味・トーンにセラミックを合わせることで全体として違和感のないナチュラルな仕上がりにすることができます。
ホワイトニング後にホームホワイトニングやフォローアップで色を調整する
また、ホワイトニング後の天然歯のお色味が徐々に後戻りしてきた場合は、定期的にご自宅でホームホワイトニングを行ったり、オフィスホワイトニングを受けられることをおすすめします。
後戻りにより天然歯とセラミックのお色味に差が感じられるようになった場合も、定期的なメンテナンスで色差をなくし全体として自然なお口元をキープできます。
ホワイトニングとセラミック治療を一緒に行う場合、まずは先にホワイトニングを行いそのお色味にセラミックのお色を細かく合わせることがおすすめです。
お口元全体を違和感のないナチュラルな仕上がりにすることができます。
ホワイトホワイトでは、ホワイトニングとセラミック治療を併用する治療のご相談を多くいただいております。
クリニックでの無料カウンセリングのほか、zoomを利用したオンラインカウンセリングでもご相談を受け付けております。まずはご自身にあった方法でご相談ください。