セラミック矯正で神経の処置が必要かの選別と神経の処置の一連の流れ
どのような場合に神経の処置が必要になるのか・神経の処置が必要な場合の治療の一連の流れについて詳しくご紹介します。
あらかじめ神経の処置が必要な歯を選別・セラミックに大切な土台として使えるか検査
CERAMIC NERVE
セラミック矯正において、歯の傾きや大きさを大きく変える場合は神経の処置が必要となります。
患者様のご希望と歯並びやお口の状態を照らし合わせながら、神経を残して治療するか・神経を予め消毒してから治療を進めるかを精査していきます。
歯を大きく削る必要がある場合、無理に神経を残すと後々痛みが出てしまうこともあります。
痛みが出たり神経の先端に膿が溜まってしまってから神経の処置を行うと、消毒の処置が長引き、歯自体を痛めてしまうことがあります。
そのようなことがないように神経を残す歯と取る歯の選別を、最初にしっかりと行います。
また、以前に神経の処置を行っている歯の場合は、感染した形跡がないかを先に検査して確認し、神経の再治療が必要な場合はセラミック治療の前に行います。
セラミックの土台として適正な状態を予め構築するために大切な工程です。
神経管の徹底的な消毒（初めて神経の処置をする歯の場合）
CERAMIC NERVE
神経の処置が必要な場合、まずは数回ほど神経の消毒を行っていきます。
1回目の治療ではまず局所麻酔下で大まかな神経を取り除きます。
その後、数回に分けて神経管の中を薬剤で洗浄・消毒していきます。
専用の器具を使用した消毒と、薬剤での徹底的な洗浄を組み合わせることで神経管内のすみずみまで消毒することができます。
平均的に３回程度は消毒を行い、神経管の中が無菌状態になったら最終的に神経管内にお薬を詰める段階に入ります。
※神経管の状態によって消毒回数などには個人差があります
根の先端までピッタリと根詰め
CERAMIC NERVE
消毒後、最終的な薬を神経管の先端まで詰めていきます。
先端までピッタリと薬を詰めることで、後々の感染リスクを減らすことができ、セラミックの歯を長持ちさせることにつながります。
感染した痕跡のある歯は3mixで無菌化
CERAMIC NERVE
一度神経の治療を行った歯が化膿している場合などは、必要に応じてもう一段階神経管の消毒作業を行います。
徹底的に器械的な消毒と薬剤での洗浄を行った後、さらに3mixと呼ばれる薬剤を使用してさらに神経管内を消毒していきます。
３種類の抗菌剤の作用によって根の細かい所に入り込んでいる細菌まで徹底的に除去し、今後の感染リスクを低減します。
セラミック治療と歯の神経の処置について
セラミック治療で神経の処置を行う場合、神経の処置の質がセラミック治療後の歯を長持ちさせるかどうかにつながります。
神経管内の徹底的な消毒と、根詰めといわれる薬剤を神経管内の細かな部分にまでしっかり充填させることが重要です。
ホワイトホワイトでは、セラミック治療後の歯を長く健康的にキープしていただくためにこうした神経の処置の質にもこだわっております。