若々しさは口元から!老け顔の原因と歯のアンチエイジング治療
歯や口元はお顔のパーツの中で最も年齢が出やすい
実はお口元は、お顔のパーツの中でも最も年齢が出やすい部分です。
整ったお顔立ちの方でも、茶色く変色した歯や青紫色や黒っぽい歯茎・がたつきのある歯並びなどは老け顔の印象に直結します。
また、歯並びが悪いとほうれい線や口角下がり・顎下の梅干しじわの原因となります。
さらに見た目以外にも、歯の抜け落ちた箇所を放置していると脳への刺激が減り認知症の原因となったり消化器系に負担がかかってしまったりと身体へも悪影響を与えることがあります。
反対に白く透明感のある歯・健康的なピンク色の歯茎・整った歯並びは若々しい印象へとつながり、実年齢よりも若く見える効果もあります。
「最近、老けた感じがするな」と感じる方は、一度お口元を見直してみることをおすすめします。
老けた印象になりやすいお口元の原因
歯の色
年齢を重ねると歯の色が濃くなったり、着色しやすくなります。その原因をみていきましょう。
歯が薄くなる
歯の表面のエナメル質は、摩耗や食品に含まれる酸によってだんだんと薄くなってきます。また、エナメル質が薄くなると内側の黄色味がかった「象牙質」が外から透けて見えてくる為、汚れや着色がなくても、歯が黄色く見える場合があります。
象牙質の黄色味が濃くなる
象牙質の色はもともと黄色味がかっていますが、加齢によりだんだんと濃く変化してきます。エナメル質から透けて見える象牙質が濃くなった結果、歯全体が黄色くなったように感じることがあります。
歯ぎしりが強い
強い歯ぎしりを繰り返すうちに、噛む力に耐えきれなくなった歯に小さな亀裂が入ることがあります。亀裂部分から食べ物や飲み物に含まれる色素が入りやすくなる為、だんだんと歯が着色していくということが考えられます。
口臭
口臭の原因は、お口の中の細菌です。年をとるとだ液の分泌量が低下していきます。また、降圧剤や利尿剤などの薬の副作用によっても唾液の分泌量は抑えられます。唾液の分泌量が不足すると、口のなかの細菌を洗い流すことが出来なくなりこれが口臭へとつながってしまうのです。
細菌が糖を分解するときに発生する揮発性硫化化合物というものが、臭いの原因です。
歯磨きを怠っている人や、むし歯や歯周病の治療ができていない人、入れ歯が汚れている人は、ますます口のなかの細菌が増えてしまい、口臭がきつくなります。
また、古くなった入れ歯や差し歯が口臭の原因になることもあります。
歯並び
歯並びは加齢とともに変わるため、ふとした拍子に気になり始める、ということも少なくありません。 例えば年を重ねるごとに歯の間に食べ物が詰まりやすくなった ・歯茎が痩せてきた ・歯が傾いてきたといったことが気になるようになることがあります。
若い時には綺麗に並んでいた前歯が年齢とともに少し重なってくるといったことも珍しくありません。
変色した差し歯や銀歯
差し歯が黄ばんでしまうのは、素材がレジンの場合です。 レジンは吸水性があるため、色の濃い食事や飲み物を吸収することで、変色してしまいます。 特に前歯に差し歯を入れると、年数が経つにつれてだんだん黄ばみや汚れが目立つようになります。
また、銀歯も老けた印象の原因となりえます。銀歯は、お口の中で目立つ存在です。 場所によってはお口を開けたときに見えやすく、見た目を気にされる方が多くいらっしゃいます。
歯が欠けている・歯が抜けている
歯が欠けた状態や抜け落ちた状態を放置しておくと、お口の中や身体に悪影響を及ぼします。
歯が欠けた状態で放置しておくと、虫歯や歯髄炎の原因なります。
また、歯を抜けたままにすると噛み合わせの変化、咀嚼の問題、発音への影響、見た目が老けた印象になるなど様々な問題が起こります。
歯茎の色
健康な歯茎は薄いピンク色をしていて歯茎は引き締まっています。また、健康な歯茎では歯ブラシをしても出血することはありません。
反対に歯茎が黒ずんでいたり、着色していると老けた印象となります。
歯のアンチエイジングでおすすめの治療
ホワイトニング
白く透明感のある歯には自然と視線がいくものです。ホワイトニングで歯を白くすることにより、清潔感のある若々しい印象となります。
数段階白さが上がると、お顔全体の印象が格段にアップすることも珍しくありません。
クリーニング
歯科医院で行うクリーニングを定期的に受けることをおすすめします。クリーニングは口臭や虫歯・歯周病予防に効果的です。
定期的なクリーニングにより、ご自身によるメンテナンスでは行き届かないお口の中の細かな部分まで清潔に仕上げることができます。
口臭のない清潔な口元は若々しい印象につながります。
矯正治療(セラミック矯正やマウスピース矯正)
悪い歯並びは虫歯・歯周病リスクを引き上げます。歯と歯が重なり合った部分に歯ブラシやデンタルフロスが行き届かないことで、汚れがたまりやすくなるからです。
また、歯並びが悪いとほうれい線や口角下がり・顎下の梅干しじわの原因となります。
特に-20代30代以降の大人の矯正治療として、セラミック矯正やマウスピース矯正がおすすめです。
セラミック矯正は、2か月程度とほかの矯正治療に比べて短期間に歯並びを改善することができます。また、口元の気になる箇所に絞って歯並びを改善できるだけでなく、歯の大きさや白さも同時に改善できます。
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着することで歯並びを改善します。人前に出ることが多い方も矯正器具を気にすることなく歯並びを治すことができます。
ご自身にあった方法で歯並びを改善することで、長く健康的で若々しい口元をキープしていただけます。
インプラント治療やブリッジ治療
歯が抜け落ちてしまった状態を放置すると、歯並びが悪くなったり歯の抜けた部分の傷口から菌が侵入して、顎の骨を溶かすことがあります。また、老け顔につながったり脳への刺激が減る・消化器官に負担がかかるなどさまざまな悪影響を及ぼします。
歯を補う治療として、インプラント治療やブリッジ治療が挙げられます。
インプラントは、歯の抜けてしまった所に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。まわりの歯に負担をかけることなく歯を補うことができ、入れ歯治療に比べてもよりご自身の歯に近い感覚で食べ物を噛むことができます。
ブリッジはなくなった歯の両隣にある歯を土台とし、橋をかけるように真ん中の歯を支える治療方法です。インプラント治療と同様に、自身の歯に近い感覚や自然な見た目を取り戻すことができます。
歯の抜け落ちた部分は放置せず、必ず治療を受けるようにしましょう。
セラミック治療による差し歯や銀歯の再治療
古い差し歯や銀歯の再治療として、セラミック治療がおすすめです。
セラミック治療では変色する素材を一切使用せず、金属も一切使用しないため歯茎の黒ずみや金属アレルギーの心配もありません。
変色した差し歯や銀歯を白く透明感のあるセラミックに入れ替えることで、お口元だけでなくお顔全体の印象も各段に若々しくなります。
専門家によるデンタルドックもオススメ
デンタルドックでは、大切な歯を守るために、また、お口元の美しさをいつまでもキープ出来るようにドクターが機能面と審美面の両方からお口元を専門的にチェックします。
チェック項目
- 虫歯診断
- 歯周病&歯根状態
- 歯の色測定
- レントゲン分析
- 口ゴボ
- E-ライン
- リップライン
- ガミースマイル
- ブラックマージン など
「自分にどのような歯科治療が必要なのかわからない」「普段歯医者さんの定期健診に行けていない」「いつまでも若々しい健康的な口元をキープしたい」といった方は、一度デンタルドックを受けてみることをおすすめします。
お口元はお顔のさまざまなパーツの中でも、最も年齢が出やすい部分です。
清潔感のある歯並びの整ったお口元は、実年齢よりも若い印象へとつなげてくれます。
また、歯の白さや歯並び・歯ぐきの色もお顔の印象を大きく左右します。まずはご自身に最適な歯科治療をご一緒に選んでいきましょう。