オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い
歯の黄ばみや黒ずみなどの着色汚れは、歯磨きでは落とせないものが大半です。
表面に付着した汚れが原因の場合は、クリーニングによって除去できますが、歯質の内部に沈着したものは、ホワイトニングでなければ改善することが困難といえます。
ホワイトニングには「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の2種類があります。ここでは、それぞれの違いについて詳しく解説します。
①オフィスホワイトニングとホームホワイトニングで使用する薬剤の違い
DRUG DIFFERENCE
活性酸素で歯の内部の汚れを分解
ホワイトニングでは、歯の内部に沈着した汚れを落とすために、「過酸化物」という特別な薬剤を使用します。過酸化物は、化学反応を起こす過程で「活性酸素」を発生します。この活性酸素には、歯質内部に沈着した着色物を分解する作用があります。
ちなみに、オフィスホワイトニングでは「過酸化水素」、ホームホワイトニングでは「過酸化尿素」といった異なる薬剤が使用されています。どちらも過酸化物の一種なのですが、ホワイトニングの効果に違いがみられます。
- オフィスホワイトニング:過酸化水素
- ホームホワイトニング:過酸化尿素
②オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの効果の違い
EFFECT DIFFERENCE
オフィスホワイトニングは即効性が高い
オフィスホワイトニングで使用される「過酸化水素」は、汚れを分解する速度が早いです。ホワイトニングジェルを歯面に塗った時点で、化学反応が開始します。よって、オフィスホワイトニングは即効性の高いホワイトニング法といえます。
ホームホワイトニングは持続性が高い
ホームホワイトニングで使用する「過酸化尿素」は、ゆっくりと化学反応が進んでいきます。ホワイトニングジェルを塗って、歯質の奥深くまで浸透してから活性酸素が発生する薬剤です。
そのため、歯が白くなるまでには少し時間がかかるのですが、効果を長く維持することが得意なホワイトニング法といえます。
③オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの持続時間の違い
WHITENING MECHANISM
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングでは、ホワイトニング効果の持続期間に違いがみられます。
オフィスホワイトニングは3ヶ月程度
オフィスホワイトニングは即効性が高い分、後戻りする速度も比較的早くなっています。
一般的には、施術から3ヶ月程度で色の後戻りが始まります。人によっては、6ヶ月程度持続する場合もあります。
ただし、オフィスホワイトニング後にホームホワイトニングを行うと後戻りしづらくなり、より長く白さをキープすることができます。
ホームホワイトニングは6ヶ月程度
ホームホワイトニングは持続性が高い分、後戻りする速度が比較的遅いです。一般的には、施術から6ヶ月程度で後戻りが始まります。人によっては、1年程度持続する場合もあります。
④オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの費用・治療時間の違い
WHITENING MECHANISM
オフィスホワイトニングは16,500円~55,000円
オフィスホワイトニングでは、すべての施術を歯科医師や歯科衛生士が行います。また、ホワイトニング効果の高い薬剤を使用することから、費用の相場は一回16,500円~55,000円となっております。
施術内容によっても異なりますが、治療時間は1時間程度です。
ホームホワイトニングは16,500円~33,000円
ホームホワイトニングでは、比較的濃度の低い薬剤を患者さまご自身に取り扱っていただきます。
費用の相場は16,500円~33,000円となっております。施術にかかる時間は、1回あたり30分または1時間程度です。これは使用するホワイトニングジェルの種類によって異なります。
このように、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングでは、使用する薬剤からその効果、施術にかかる費用などに大きな違いが見られます。
当院では、そんな2つのホワイトニングを組み合わせたコースなどもご用意しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。患者さまに最適なホワイトニングコースをご提案いたしますので、まずは無料カウンセリングでお会いしましょう。