口ゴボ治療の種類
口ゴボの矯正治療の種類と各メリット・デメリットについてご紹介します。
ワイヤー矯正による口ゴボ治療
ワイヤー矯正による口ゴボ治療では、歯の表側または裏側にワイヤーと金属のブラケットを付けることで少しずつ歯を動かしていきます。
前歯をより多く後ろに下げる場合には、小臼歯を抜歯してスペースを確保します。2年～3年ほどかけて少しずつ歯を動かして口ゴボを改善していきます。
ワイヤーやブラケットを装着するため器具の間に汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病リスクが上がりやすいため定期的なクリーニングや専用の歯ブラシでのメンテナンスが重要になります。
また、矯正治療後に多少の後戻りが生じることにも注意が必要です。矯正治療完了後には口ゴボが解消されても、保定装置をしっかり使用しないことなどにより徐々に口ゴボの状態が後戻りしてしまうことがあります。
費用目安
88万～143万程度
治療期間
2年～3年程度
メリット
- 歯並び全体を改善できる
- 噛み合わせも改善することができる
デメリット
- 金属の矯正器具を装着する必要がある
- 抜歯が必要になることがある
- 多少の後戻りがある
- 費用が100万円以上と高額になることが多い
- 治療期間が2年程度と長くかかる
- むし歯・歯周病リスクが上がりやすい
マウスピース矯正による口ゴボ治療
マウスピース矯正では、抜歯はせずに透明なマウスピースを装着することで少しずつ歯を動かし口ゴボを改善していきます。
確保できるスペースが0.5mmほどであることから、軽度の口ゴボに適応症例が限られます。
個人差がありますが通常の場合、10～15ステップほどでマウスピース矯正が完了します。（1ステップ1カ月）
ワイヤー矯正と同様に多少の後戻りが生じるため、保定期間にしっかりと歯並びを安定させることが重要です。
費用目安
66万～132万程度
治療期間
約1年～2年程度
メリット
- 装置を取り外しできる
- 透明なマウスピースのため矯正をしていることが目立たない
- ホワイトニングも同時にできる
デメリット
- ワイヤー矯正に比べると適用症例が限られる
- 多少の後戻りがある
- 治療期間が1年～2年程度かかる
セラミック矯正による口ゴボ治療
セラミック矯正では、歯の傾きを大きく変える場合には歯の神経の処置を行い、その後歯を削って土台を立てていきます。その後、仮歯をお入れして仮歯の段階で歯の傾きや横顔のEライン・歯の大きさなどを患者さまご自身にご確認いただき調整していきます。
最終的に調整の完了した仮歯を元にセラミッククラウンを作製し、セラミックを装着してセラミック矯正が完了となります。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正と異なり、後戻りの心配がないことがセラミック矯正のメリットのひとつです。また、仮歯の段階で詳細に最終的な歯の傾きも調整することができ、口元の美しさをきめ細かく追求することのできる治療法です。
軽度～中程度の口ゴボに適応しており、外科処置を伴う美容整形や長期間の矯正治療に抵抗のある方にも選ばれています。
費用目安
26万～87万程度
治療期間
2カ月～3カ月程度
メリット
- 後戻りの心配がない
- 治療費用を抑えられる
- 短期間に口ゴボを解消できる
- 歯の形・大きさ・色も同時に改善できる
デメリット
- 歯を削る必要がある
- 歯の神経の処置が必要になる場合がある
美容整形（セットバック法）による口ゴボ治療
セットバック法による口ゴボ治療では、顎の位置を後ろに移動させることで口ゴボを解消していきます。
顎自体が前に出ているような重度の口ゴボにも対応できることがセットバック法のメリットです。一方で、外科手術を行うため術後に腫れや痛みが伴う・通常の日常生活に戻るまでに多少の時間がかかることがデメリットとして挙げられます。
骨格自体が前に出ているケースの口ゴボに適応となることが多く、軽度～中程度の口ゴボのケースでは矯正治療による改善をおすすめしております。
費用目安
110万～220万程度
治療期間
入院または日帰りによる手術（ダウンタイムは別）
メリット
- 後戻りの心配がない
- 手術自体は短時間で完了する
- 重度の口ゴボも解消できる
デメリット
- 治療費用が高額になりやすい
- 術後の腫れや痛みが伴う
- 数日～数週間のダウンタイムが必要になる
- 外科手術のため全身麻酔が必要
- 入院が必要になる場合がある
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動画でみる各口ゴボ治療の違い
日本人に多い口ゴボですが、最も多いのが軽度～中度の症例になります。
口ゴボを短期間にできるだけ費用を抑えて改善されたい方には、セラミック矯正による口ゴボ治療がおすすめです。
ホワイトホワイトでは、患者さまおひとりおひとりのお口もとやご希望に合わせた口ゴボ治療をご提案させていただいております。
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