アソアライナーとインビザラインの違い
一概にマウスピース矯正といっても、かかる期間や仕上がりの歯並びの精密さはマウスピース矯正の種類によって異なります。
今回は、マウスピース矯正の中でも代表的なアソアライナーとインビザラインの違いについて詳しくご紹介したいと思います。
インビザラインとは
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インビザラインは、アメリカで誕生したマウスピース矯正です。
3Dデータを基にマウスピース矯正スタートから完了までのすべてのマウスピースを最初に作製することが特徴です。
インビザラインによるマウスピースの作製方法
インビザラインはパソコン上で専用のシミュレーションソフトを使い、歯の動きや工程を確認しつつ治療内容を決定していきます。マウスピースはアメリカで作られ郵送されるため、すべての工程のマウスピースをまとめて作製していきます。
マウスピース矯正の完了までの全段階を最初に決定するので、矯正完了までの期間も明確に分かります。
ただし、インビザラインの場合、最初に治療の最終ステップまでを決定するので、矯正治療の途中段階で予定に対してずれが出たり、患者さまに新たなご希望が出た場合に対応することができないのがデメリットです。
インビザラインのメリット
- 来院回数が6~8週間に一回程度と少ない
- 矯正完了までの期間が分かりやすい
インビザラインのデメリット
- 最初に全ステップのマウスピースを作製するので途中段階の調整ができない
- 患者さまのご希望に柔軟に対応できない
アソアライナーとは
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アソアライナーは、日本で誕生した国産のマウスピース矯正方法です。
矯正治療の各ステップで歯の移動量をコンピュータで測定し、少しずつ歯並びを理想的なものにしていきます。
インビザラインのように最初に矯正完了までのすべてのマウスピースを作製するのではなく、各ステップで歯型を採取し歯の移動量を測定して次のステップのマウスピースを作製します。
矯正の各ステップに細かに対応できるのがアソアライナー
インビザラインに比べて患者様に来院していただく回数が増えますが、矯正治療の段階に応じて歯の移動量を調整するので確実に理想的な歯並びにしていくことができます。また、同じ症例でも1ステップで歯の移動する量は患者さまによって微妙に異なります。
そういった患者さまそれぞれの歯やお口の性質の違いに対応することができるのが、アソアライナーの特徴です。
そのほか例えばマウスピース矯正の途中段階で「この歯をもっと引っ込めたい」といった患者さまのご希望があった場合にも、アソアライナーの場合は対応が可能です。
アソアライナーのメリット
- 途中段階で微調整ができるので、確実に理想的な歯並びにできる
- 患者さまのご希望に柔軟に対応できる
インビザラインとアソアライナーの違い
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インビザラインでは、治療前の歯並びを確認しシミュレーションソフトを使って全行程のステップを決めていきます。一方、アソアライナーでは歯科医師が実際の歯並び・歯の動きをチェックしながらその都度計算を行い精密な調整を加えていきます。
歯の動きにも個人差があります。アソアライナーでは「今回のステップは歯が動きにくかった」「最低限の装着時間をしっかりつけることができなかった」といったケースにも細かく対応することができます。
アソアライナーとインビザライン比較表
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取り外し | 目立ちやすさ | 精密さ | 来院回数 | |
インビザライン | 〇 | 目立たない | △ | 6~8週間に一回 |
アソアライナー | 〇 | 目立たない | ◎ | 2週間~1カ月に一回 |
マウスピース矯正治療について
アソアライナー・インビザラインともにメリット・デメリットがあるので、まずは違いを理解し患者さまのペースやご希望に合った方法をお選びになることが大切です。
ホワイトホワイトでは、より患者さまのご希望に叶う歯並びにしたいという思いからアソアライナーによるマウスピース矯正を取り入れております。
アソアライナーはインビザラインに比べて来院回数が多いことがデメリットですが、当院では海外に留学する方や遠方から来られる方向けに3カ月~半年に一度の来院による治療が可能です。
矯正治療が進むステップごとに精密に型取りを行い、患者さまのご希望を各ステップでお聞きしながら理想的な美しい歯並びにしていきます。
「前歯のがたつきを治したい」「受け口が気になる」など、歯並びのご希望をお気軽にご相談ください。